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【wiki風解説】トランジスタシスの意味やホメオスタシス、造語であるとの噂の真相は?

こんにちは、ふうたです。

この記事を書いた人

もんち
ふうた "ふうたろぐ"管理人 心理職20年/
芸術大学出身/中性ブロガー
近畿在住/嫁さんと猫たちと暮らしています

「トランジスタシス」ってなんだろう?

言葉の意味を検索しても、wikiなどでも出てきません。

それはなぜか?というと、在る作品において造られた造語だからです。

今もなお、造語なのに多くの人に使われ続けている言葉、トランジスタシス

その魅力的な言葉、”トランジスタシス”
深い意味や、造語の背景、謎に迫ってゆきましょう!

 

“トランジスタシス”って何?

“トランジスタシス”とは?

ポイント

・“トランジスタシス”とは、『新世紀エヴァンゲリヲン』作品内でつくられた造語

・“トランジスタシス”とは、ホメオスタシス(恒常性)の反対語で変転性を意味する

・“トランジスタシス”は造語だけれど、その意味や価値が深く、今や多くの人たちが使う言葉になっている

“トランジスタシス”とは、『新世紀エヴァンゲリヲン』作品内で、
ホメオスタシスの分極(もとは1つであったものが2つに分かれた二極)にあたるものとしてつくられた言葉、つまりは造語で、
「変化させようとする生命の営み」=変転性のことを指しています。

『新世紀エヴァンゲリヲン』NETFLIX

“ホメオスタシス”とは、それとは反対に
生物学や生理学、形態学の領域でも広く一般に使われている言葉で、
生命のもつ恒常性、すなわち「一定に維持すようとする生命の営み」のことを指しています。

トランジスタシスは、そのホメオスタシスの対語になるものとして
『新世紀エヴァンゲリヲン』内での独自の言葉として造られたものだったんですね。

だから正式な学術用語というわけではないようで、
公式な説明などがなされていず、意味や価値は読者に委ねられているようです。

 

“トランジスタシス”が登場するエヴァのワンシーンを紹介

『新世紀エヴァンゲリヲン』作品内で造られた“トランジスタシス”ですが、
作品内では、こんな風に意味合いが語られています。

『新世紀エヴァンゲリヲン』赤城リツコの台詞

今を維持しようとする力と変えようとする力、

その矛盾するふたつの性質を

一緒に共有しているのが生き物なのよ

引用:『新世紀エヴァンゲリヲン』15話『嘘と沈黙』

赤城リツコの画像をツイッターからお借りしてきました↓↓

「トランジスタシス」という言葉は、新世紀エヴァンゲリオン 15話『嘘と沈黙』
葛城ミサトと赤城リツコと加持リョウジが語り合うシーンで登場します。
周辺の台詞内容を引用させてもらいます。

ミサト
「変わんないわねぇ、そのお軽いとこ。」

ミサトと加持は大学時代に恋人同士であったが、別れたのだった。

加持
「いや、変わってるさ。生きるって事は変わるってことさ。」

リツコ
「ホメオスタシスとトランジスタシスね。」

ミサト
「何それ?」

リツコ
今を維持しようとする力と変えようとする力、その矛盾するふたつの性質を一緒に共有しているのが生き物なのよ。

(引用:『新世紀エヴァンゲリヲン』15話『嘘と沈黙』)

 

“トランジスタシス”の意味とは?もっと深く知りたい!

ポイント

どんな生命にも、次の2つの力が与えられています。

ホメオスタシス・・・今を維持しようとする力

トランジスタシス・・・今を超えて変化しようとする力

この2つの力をもって生命はその存在を突き動かし、自分自身を発展させてゆくことになります。

生命体には、今を維持しようとする力と今を超えて変化していこうとする力があります。
これら2つは、矛盾した力で両立することが難しい対立関係の中にあります。
なぜなら、前者は「維持」の役割を、
後者は「変容」の役割を持っているからです。

前者は「今」に執着します。手放さないような頑なな求心的な力で、変わらない安定を望みます
でも、後者は「今」に執着することはありません。
むしろ今を手放し、私を超えたところからやってくる大きな遠心的な力に身をまかせるような様子で、変化変容を受け入れてゆきます。

どちらも、互いを相容れない正反対の力のようですが、
生命あるものはみんな、これら2つの力を両天秤のように持っていると考えられます。
この両極性が互いに行き来することで存在というものは突き動かされてゆきます。

このようにトランジスタシスとホメオスタシスの2つの力によって
発展してゆく可能性をもつことに注目した人は、他にも生物学者、自然学者に多くいます。
かのゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe、1749−1832)という人も自然科学の分野で、「形態学」を著し、
生命のもつホメオスタシスを「原型」として、
また、エヴァで登場したようなトランジスタシスを「メタモルフォーゼ」という形で提唱しています。

彼のこの原型とメタモルフォーゼを礎とした生命の形態学は、現在では生物学をはじめ、解剖学などでもなくてはならない理論として取り入れられ、学び続けられています。

 

“トランジスタシス”を日本語で言うと?

トランジスタシスを日本語でひとことで言うと、

変転性 または 変幻自在性

などがあげられます。

 

また、その意味を簡単な日本語の一文で説明するとしたら、

今あるものを超えて変化変容しようとする力や在り方

ということになります。

 

“トランジスタシス”の対義語は?

トランジスタシスの対義語は

ホメオスタシスです。

生命が変化しようとする力の反対にある、
安定し維持しようとする力のことを指します。
日本語では “恒常性”という言葉があてはまります。

 

“トランジスタシス”と“トランジスタ”との関連は?

wiki調べでは、
トランジスタ(英: transistor)とは、

電子回路において、信号を増幅またはスイッチングすることができる半導体素子である。

引用先:トランジスタ - Wikipedia

とあります。

信号を増幅したりスイッチングしたりという、常に変わろうとする様子からも
“トランジスタシス”という言葉と語源を一にしている可能性を感じます。

また、トランジスタの語源となった思われる
“ transition ”という英単語は
遷移, 変遷, 推移, 変化, 変わり目, 動転を意味する英語で、
この言葉が“トランジスタシス”やトランジスタの由来になっていることが考えられます。

 

まとめ

以上が、トランジスタシスを一通り調べてみた内容です。

いかがでしたでしょうか。

生命が創造活動をやめないための2つの力について、
造語してまで伝てくれたことで、
また1つ自分の生命がどんなものをもって営んでいるのかを知ることができたように思います。

ご精読ありがとうございました!

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