ジェンダー/FtM

FTMの人との恋愛 FtM本人がよくある疑問に回答!

2021年1月13日

FtMの人との恋愛

こんにちは。FTMのふうたです。

 

この記事を書いた人

もんち

ふうた "ふうたろぐ"管理人
心理支援職17年/社団法人運営/
近畿在住/嫁さんと猫たちと暮らしています

 

この記事は、次のような人に向けて書いています。

この記事はこんな方にオススメ

  • 好きになった人がFtMかもしれない。
  • FtMの人との恋愛ってどんなもの?
  • FtMの人と恋愛を始めたい。

 

FtMの人と付き合うときに知っておいた方がいいことを、FtMである私”ふうた”が、思い切って語ります。

 

ふうた
こんにちは。ふうたです。
中学・高校・大学と正直、モテました。
なんでかわからんけど。

まず、この記事を読んでくれている人は、性別や見た目で人を好きになっているわけではない方が多いのではないでしょうか。

その人の本質的な何かに惹かれて恋愛へと向かっているのだということは、素敵な人格だと私は思います。

 

FtMの方々は、私を含め、生まれたときから葛藤して悩みを抱えている人が多いです。
自分の力ではどうにも変えることが難しいものを、相手にしているからです。
それが自分の女性という性別です。
性に関連するので、恋愛に臆病になります
もしくは、臆病だからこそ、その裏返しの強気な面が出たりもします。
強がりな人もFtMの人は多いですよね。

少しだけでもFtMの方との恋愛がイメージできるよう、記事を書かせていただきますね。

 

やるからには、赤裸々にいきますね。
ふうた

 

FtMの人との恋愛について FtMブロガーが回答します。

1. FtMの人だという判断基準について

まず、FtMということの判断基準についてですが、

医療機関で診断書をもらうことができれば、FtMだと正式に判断されるが、
診断書をもらわないFtMの人も多く存在していて、そういう生き方もある。

ということを理解されていた方がいいと思います。

 

もし、「FtMかもしれない」と言う人を好きになってしまいそうな時、
その人が本当にFtMなのか、どういう状態なのか、きっと彼女になるかもしれない存在としては、不安もでてきますよね。

 

FtMとは何のなのかについてはこちらの記事をどうぞ。

こちらもCHECK

トランスジェンダー
トランスジェンダーでも、自分らしく生きたい。

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FtMかどうかということを、正式に見極めたい方は、医療機関にいくことになります。

ただ、診断書はないけれど自分がFtMだと「思っている人」も、多くいる現状があります。

実際に、私もこの40歳になるまで、FtMだという診断書は医療機関などでもらいませんでした。
でも、性自認が男性であることの揺らぎは今まで一度もなく、恋愛対象も女性のみです。
おそらくジェンダー外来などに行けば、診断書をもらえるのだと思います。

 

では、なんのために診断書が必要なのか?ということですが

この診断書が必要になるの、一般的には、
性別の戸籍変更、改名、性別適合手術、ホルモン治療などを考える際には、必要になります

つまり、FtMの人が身体的性と心の性とが一致しないことが、耐えられなくなり、それを一致させたいと手術をのぞむときに必要になります。
具体的には、受け入れのある医療機関に通い、FtMであるかどうかの診断をしてもらいます。
診療は精神科で行われることが主流です。医師と話すことがメインで行われます。

 

体を変えることや、性別を変えることは、
後戻りできないことだからね。
ちゃんと第3者に冷静にみてもらおう、ということだよね。
ふうた

 

ただ、FtMの人の中には、私のように与えられた体のまま、男として生きている人もいますので、FtMの人が、生きる上でどういった道を選択するかは人それぞれによって異なります。

 

ただ、診断書をとっておく利点もあると思います。

診断書がある上での恋愛の利点

性自認のゆらぎや、恋愛対象のゆらぎが起こる可能性が少ないことの証明になる

なぜなら、適合手術などに向かうだけの専門家の太鼓判を得ているからです。

 

FtMかどうかの判断を自分でみてみたい場合は、性同一性障害の可能性をはかることのできる診断テストが
自由が丘MCクリニックさんのHPでありますので、チェックしてみてください。

参考

FtM(性同一性障害)診断チェック
▶︎自由が丘MCクリニックホームページ

 

FtMの人を彼氏にもつ場合、生物学的には女性であるために、他の女性との距離感がどうしても近くなります。
もし、嫉妬をする彼女さんの場合は、彼の恋愛対象についてはっきりさせたいため、診断書が欲しいという方もいるかもしれませんね。

そんなときは、しっかり恋愛対象について、性自認について、話し合ってみることがいいことだと私は思います。
そういった話合いをすることの中で、いかにお互いにとって特別な存在かということも見つめられてゆきます。

もし、少しでもFtMの人を気遣うことができるなら、
「おかしいことではないよ」
「あなたは何も悪くないよ」
という気持ちで、話し合ってもらうと、FtMの人も話やすいかもしれません。

 

 

2. FtMの人は女性の気持ちがよくわかる

正直に言います。

FtMの人は体が女性あり、女性に囲まれて生きているから、女性の気持ちはよくわかります。

おそらく他の男性より。
だから、女性に共感ができるんですね。FtMの方はそういったところでモテる人もいます。

そう言い切れる2つの理由について説明します。

体が女性であるから

体が女性であることは、どれだけあがいても抗うことができない事実です。

女性ホルモンというものには、死ぬまで悩まされ続けます。

体も、男性の構造と女性の構造では違いがあります。

かかりやすい病気の傾向も、冷えや肩こり、子宮系の病気など、婦人科系の疾患は、女性特有の疾患ですが、FtMの人には一般女性と同じだけの疾患リスクがあります。

また、自分の体が女性であることを月に一度は必ず感じています。つまり生理があります。

これはFtMの人にとって相当に苦しい場合もあると思います。陰で、泣いている。でも、こればかりは仕方がありません。
私の場合は、この生理がくるという事実を、付き合っている彼女からひたむきに隠し続けました。彼女がたとえわかっていても、それでも隠し続けたい、そう思うほど嫌なことで不可解なことでした。

だから、女性のつらいとき、しんどいとき、がわかります。
この共感は、大きい共感だと思います。

 

女性に囲まれて生きているから

学校などの義務教育では、必ず女性とともにいる学生生活があります。

女性がどんなことに興味をもち、どんなことで辛くなり、どんなことで喜ぶか、その喜怒哀楽を経験しながら生活しています。

だからこそ、女性がどんなことで嘘をつくか、女性が何に弱いか、どこに敏感か、そういったことすら知ってしまえる。

FtMの人のことが忘れられない恋愛をしている女性も多いと聞きます。つまり、女性をよく知っているからこそ、深くまで付き合えるということです。

 

女性は共感することで、恋をしやすいところがあると聞きますが、その彼女たちの共感を掴みやすいということだけが、FtMが他の男性に勝てる部分だ思います。

男女としての普通の幸せが無理なら、それぐらいのアドバンテージを許してください、と当事者としては思ってしまいます。性格悪くてすみません。

 

3. FtMの人が、FtMであることを隠している理由

これはヘビーな質問になりますが。これも正直に言います。

・偏見により、自分が傷つきたくないこと
・親や周りを傷つけたくないこと
この2点の理由で、隠してしまう

おそらく大別すると、この2つになるかと思います。この2つは独立したものではなくて、縦糸と横糸のように絡み合っているように思います。どちらもなくなることがないからです。

 

①偏見により、自分が傷つきたくないから

自分が傷つきたくないという思いが先行する、未熟な自分があります。

好きな仲間がいたとして、彼らが偏見をもったとしたら、それを目の当たりにするのが怖いです。

俺の場合は、何人かに囲まれて「おなべ」と呼ばれたことがあって、
それは忘れられない体験になったな。
ふうた

中学校や高校、年齢が幼いほどに偏見に対してまだ耐性ができていなくて、葛藤力もありません。
なので、FtMであることは隠して曖昧にして生きていくことが得策だったりします。

大学になったり社会人になったりすると、偏見に対して反論できるだけの自分ができてゆきます。
そうなると自分が傷つきたくないという思いが、少しずつ小さくなっていきます。

私は心理学を長年やっているのですが、中学や高校の時期の、自分が傷つきたくないという行動は、
「自尊心」として、誰もにとって必要なことだと思いますので、自分を責めたりしないでほしいなと思います。

 

親や周りを、傷つけたくないから

親や周りを傷つけて、悲しい顔を見ることは誰だってしたくないことですよね。

でもそれを、自分らしく生きようとするだけで、してしまう可能性があるのがFtMです。

私の場合、中学の頃、母親にカミングアウトしました。

母親は「なんとなくわかっていたよ」と言いましたが、戸惑っていました。苦しんでもいました。

今はもう、長年の働きかけで理解をもらうことができて、私も嫁さんと一緒に暮らしていますが、それでもまだ「娘を産んだこと」は、両親の心に残っていることだし、それをなしにすることは私の傲慢だとも思いました。

そんなふうに、FtMの方は、普通ならしなくていい心配や悩み事を親や周りにさせてしまいます。

だから、申し訳ない、とか傷つけたくない、という気持ちは、強いのだと思います。

 

恋愛関係になった場合は?

恋愛関係になった場合、彼女という大切な存在を、傷つけたくない、偏見にさらしたくないという思いが、ものすごく強くなります。
必要以上に敏感になったり、隠したり、男装に執着したり、があるかもしれませんが、それは彼女が大切な証拠だと思います。

 

4. FtMの人はどれぐらいいるの?

 

性的マイノリティーは、全人口の10%を占めているという調査報告がある

FtMの人は、時代を追うごとにどんどん増えていると言われています。

性の多様化が認められ、LGBT+IQAといった言葉もあるほどです。

 

また、LGBTに理解のある企業の専門求人サイトなども立ち上がっています。

 

 

今後、時間はまだかかりかもしれませんが、FtMやトランスジェンダーであることで窮屈な思いをしないような世の中ができていくのだと思います。

FtMである人口が、日本でどれくらいいるか、ということは、カミングアウトしているか否か、診断書があるかどうか、など、細かいことがクローズにされるため、統計をとることが困難なようです。

ただ、性的マイノリティーは、全人口の10%を占めているという調査報告があるようです(LGBT総合研究所による)。

 

5. FtMの人は自尊感情が低い傾向がある

FtMであることは、誰が悪いわけでもありませんが、

FtM本人としては、この不可解な問題を自分の責任ちする以外、怒りや不安の行きどころがないのがFtMの正直な事情です。

こういった性の悩みは、表に出しにくく、おおやけに教育などで「君は悪くないからね」とは言ってくれません。

実際に偏見なども経験する中で、
「自分が正常に生まれてこれば良かったのに」とか
「普通の幸せをあげられなくてごめん」とか思うことが多々あります。

そんなときは、
「あなたは悪くないよ」とか、
「そのままでいいんだよ」とか
「あやまらなくていいんだよ」と寄り添ってあげるといいと思います。

ただ、恋愛をしてその時期を楽しむだけであるならいいのですが、一緒にいる時間を重ねていくと、
二人で生きていくことを考える必要が出てきます。

「家族になりたい」
「子どもがほしい」
「両親に紹介した」
そのような現実的な二人で生きるための悩みが出てきたときに、
それを抱え持ってやってゆけるだけの葛藤力や強さを育てる必要があります。

そうなったときにまだあやまっているようなら、
「あやまっとる場合やない!何があっても一緒に生きるんやで!」とか
「あなたを選んだんやから、謝らんといて!」とか、
強く言ってもらえると、シャキッと覚悟ができるんだと思います。

FtMの人も、それを支える彼女も、
どちらもが自分の人生を生きる中で、二人で生きていくことを選択して、寄り添ってゆくのですから、
いずれは「こんな僕で申し訳ない」は小さくなってゆく必要があります。
完全に消えることはないかもしれませんが。

少し長い目でみてあげてください。

 

6. FtMの人と付き合っていることを親に話しをするタイミング

親にバレてしまうというようなケースをのぞき、親に話をしたくなるときもきっとやってきます。
そんなときは、話す時期を二人でよく相談して選んだ方がいいと思います。

また、FtMの人が親にカミングアウトしていない場合は、段階的に親とやりとりする必要がでてくると思います。

親に話しをして、1回でわかってもらえる、理解してもらえることはまずありません。
「男と女が結婚することが幸せなことだ」というブロックを、外してもらうには時間がいります。
根気強く話をし、揺るがない気持ちを見せることが大切な姿勢になると思います。
水滴も石に穴を開けますから。

私も時間がかかりました。
具体的には、1回目は自分一人で親に話をし、それから何度かしれっと様子をうかがいに会いに行き、
だんだんそういった話が親からできるようになってきてから、彼女を一緒に連れて行ってみました。

それでも戸惑っていました。
ただ、二人が幸せそうにしていることが、少しずつ伝わっていくと、親は認めざるを得ません。そんな流れでした。

子どもの幸せを願わない親はいない、と昔から言いますが、それはそうなのかもしれません。

時が解決することも、あると思います。

 

 

7. ふうたが考える、FtMの人との恋愛極意

私はFtMの人には、その抱える問題が複雑であるが故に、魅力が育つのではないかと思って支援しています。

FtMの魅力

・誰かが傷つくことに繊細に気遣える優しさがあること
・自分が自分のまま生きることの大切さを誰よりわかっていること

だからこそ、人に優しくて、女性にモテてしまうこともあるのではないかと思います。

でも私たちは非常に弱いです。
一緒に寄り添ってくれる女性とともに、少しずつ内面的にも強くなってゆくことができます。

もしFtMの人と本気でつきあいたいと思うのであれば、その人の特別になってあげてください。
少し弱気になるような話も、当たり前にあなたにならできる、そんな存在になってあげてください。
きっとその恋愛は、FtMの人にとって、忘れられないものになります。

そして、同時に、あなた自身が魅力的でいることも大切なことだと思います。
冒頭に書いたように、本質的なところで人を好きになったことに自信をもってあげてください。
偏見とかがなく、ボーダーレスに人をみられる自分自身を「素敵だ」と思ってください。

降りかかってくる問題を、二人で話し合って、二人の価値観で乗り越えてゆけばいい。

それが極意だと思います。
きっとFtMの人とだからこそ、体の結びつきだけではできない、濃密な関係ができるのだと私は思います。

最後になりましたが、先のことをあまり考えすぎずに、「好きだ」という気持ちを諦めないでくださいね。

 

今回は以上になります。

 

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