ジェンダー/FtM

トランスジェンダーでも、自分らしく生きたい。

2020年12月23日

トランスジェンダー

 

ふうた
サイト管理人のふうたです。

自己紹介が遅れました。

 

私はトランスジェンダーです。
セクシュアリティ(性の在り方)は、FtMという分類に入ります。

でも、正確なことは正直わかりません。

曖昧にするところは曖昧にして生きてきました。
親や周りを傷つけたくなかった弱い人間なのだと思います。

心理学を学び、心理職につき、男性と女性という性の知見を広げました。
それが私自身を救済することにもなりました。

 

男であることが当たり前で自然なことだった

生まれてものごころついた頃から、女の子として生きることはできていなかったなと思います。
これが私がブログ運営をして生きようとしていることに結ばれる話なので、記しておきたいと思います。

 

小さい頃は、母親がピンクのトレーナーを着せてくれてね、それも普通にうれしかったです。
でも、カブトムシとかとったり、仮面ライダーになりきったり、裸になって暴れたりしてしまっていた。

 

性別の不一致というやつです。

 

体は女、こころ(精神)は男

それはもう、疑いようもないくらいで、
自分の感じる全てが、「男」なんです

思い込みじゃないの?というレベルを超えて、
男性的であることが自分にとって自然であり当たり前でした。

 

 

中学生で親にカミングアウト

中学の頃に、母親に自白したんです。
カミングアウトというやつですね。

 

ふうた
母ちゃん、ちょっと話があるねん。
なに??
かあちゃん
ふうた
たぶん性別な、、男や思うねん。
。。。
かあちゃん
ふうた
(母ちゃ〜ん、なんかゆうてや...)

 

そしたら母親はどこかへ電話する言うて、いなくなってね、後日、心療内科のようなところに連れて行かれました。

でも、心の病ではないんですよきっと。

 

私は高校卒業するかしないかで家を飛び出しました。

 

親に理解してもらうにはかなり時間がかかりました。
自分でも「男なんよ」以上に、説明の仕様がなかったです。

 

 

トランスジェンダーの定義

 

トランスジェンダーということには、どうやら定義があるみたいなんです。

トランスジェンダーの定義

性自認と身体的な性が一致していない方全般をさす

 

なんか小難しいことですが、こんな言葉すら、私は最近まで受け入れられなかったのかもしれない。

それは決定的な矛盾が、自分の中にあるからです。

 

自分で認識している性別 と 身体的な性 が一致していない。

ということなんですね。

 

この性別がもたらした私への課題は、
誰のせいでもありません。

もし周りに同じようなことで悩んでいて、
「自分のせいだ」と思っている人がいるなら、
「それは違う!」と伝えてあげてほしいです。

 

私は40歳。
性別適合手術もホルモン療法も選択しませんでしたが、
嫁さんと出会い、
ともに親たちにも祝福されながら、なんとか生きています。
そんな未来もかならずあります。諦めなければ。

 

そして大切なことは、本人が、
生きる力をもつために、
知ることです。

 

少しずつでも、誰もが自分のままで生きやすい世の中にしてゆきたい。
このブログも、そんな思いでFtMやジェンダーに関することを発信します。

 

 

どう接したらいい?トランスジェンダー

内部矛盾を抱えているトランスジェンダー

 

トランスジェンダーでも、いろんな生き方があります。

 

手術をして体まで変えて生きたい人もいれば、
性別の混乱を少しずつ解いていきながら生きている人
もいる。

こっそりとひっそりと生きたい人もいる

その、例えば大きな手術をするかどうかの決断を、

自我が成熟していない段階でするのは、もったいないと私は思います。

 

普通なら、矛盾しないものが矛盾している性別の違和感は、
当人でなければわからない苦悩です。

私が経験から伝えられるのは、
矛盾と葛藤できるだけの時間と場所を、十分に与えてあげられることが大切だということです。

 

これだけ大きな矛盾を与えられたトランスジェンダーは、正直、

あなたはその矛盾を抱えもって生きられる器の人だよ

と言われている気がします。

これだけの矛盾を予め与えられ、社会の規範の中で差別的なものを感じながら生きる困難さを体験している私たちは、人の痛みには相当に敏感です。

 

例えば、カウンセラーなどの人の心に携わる仕事には、向いているのではないかと思います。

 

私の感覚はあっているかどうかわかりません。

でも、トランスジェンダーとして生きるということを40年通して見て、考えて、もがいてきました。

途中、ほんとうに死んでしまいたいと思いたくなるようなことも幾度かありました。

だからこそ、同じように辛く戦っている人間がいるなら、その子の周りで悩んでいる親御さんがいるなら、ブログを通してただ共感すること、考えること、ものの見方を増やすことを発信してみたいと思いました。

 

私は多様性を認めあう「心」を育むことが、今後の日本で大切なことのように考えています。

読んでいただき、ありがとうございます。

 

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